お店のご紹介 |
ご来店いただきましてありがとうございます。燕京百貨菊池です。
当店についてご説明させていただきます。
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さて、この字面は優雅だが読みづらいエンキョウという言葉。
中国語表記では『yanjing(イエンジン)』と読みます。
ご存知の方も多いと思いますが、これは北京の旧称であり雅称でもあります。
弊店以外にもバックパッカーご用達、二泊三日で神戸・上海、天津間を就航する
往復30000円の夢の船「燕京号」、そして北京の清く貧しく正しい留学生の味方、
安さ満点の「燕京ビール」などにも使われています。
また、中国の地方ではこの『燕京』と言う言葉は古来より都が置かれ皇帝、貴族たちが住む中央政府の代名詞としてこれに憧れ反発する気風があり、それが今でも脈々と息づいています。
善きにつけも悪しきつけ『燕京』は北京の代名詞であり続けてきました。
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この燕京という雅称が用いられたのは、始皇帝で有名な秦朝が成立する遥か昔、
周王朝の実質的な創始者である武王の弟の封国、
「燕」の都になったときが最初だと言われています。
それ以降、中都、大都、北平、そして現在の北京と様々な名前がこの偉大なる
人工都市につけられていくわけですが、僕はこの「燕京」という何とも優雅で
スタイリッシュな名前が一番好きです。
そして三千年という長い時間が経っても無くならず、今も至るところに
顔を出していることを考えると、中国の人々にとってもそれだけの魅力がある
名前だということだと思います。
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『燕京百貨』は中国アンティーク調雑貨を扱うお店です。
あくまでもアンティーク「調」ですので、いわゆるそのもの自体が資産価値という
ノリの商品は扱っていませんが、ちょうど「燕京」という呼称のような、
時代を超えて中国の人々に愛されてきたデザインや文化を紹介していければと考えています。
また、ちょうどタンポポの種が風に乗っかって野原やコンクリートの隙間に
花を咲かせるように、中国の文化はアジア各地に根を下ろし、その土地の文化と交じり合い、
様々な花を咲かせました。また中国にもヨーロッパや周辺地域から多くの文化が流れ込み、
知らず知らずのうちに魅力的な芸術を花開かせました。
そんな中国文化と西洋文化、中国文化とチベット文化などの混合アートも
『燕京百貨』の大きな特徴です。
雑貨と言うと頭に浮かぶのは『バリ雑貨』や『アジア雑貨』などがメインで
中国雑貨と言うと今の雑貨ブームの中では非常に微力な存在です。
その原因としましては今までの雑貨店が扱ってきた雑貨があまりにも安っぽく、
かつ出来が悪く悪いイメージを消費者の皆様に植え付けてしまったと言う事が
一因と我々は見ています。
この偏見は消費者の皆様にとっても中国の雑貨達にとっても非常に不幸な事と思います。
当店は中国の雑貨の良さを出来るだけ多くの人に紹介したく思います。
まだまだいたらる処は多々あるとは思いますがお客様とともに成長できるように
努力していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願い致します!
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