● 乳白色の発泡ガラスに浮かぶ古代紋様のコントラスト。
硝子製スナッフ トボル(鼻煙壺)です。
スナッフボトルとは嗅ぎ煙草入れの事、中国ではこれを鼻煙壺と呼びます。
透明硝子の中に、気泡を封じ込め乳白色に見せる技術。
雪が降る様に似ているので、雪片(せっぺん)ガラスと呼ばれています。
むらなく気泡を出すには高度な技術がいるとの事
その雪片ガラスに、赤い硝子を張り合わせ、それを削りだす技法で作られています。
イメージは饕餮(トウテツ)、饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るの意である。
何でも食べる猛獣、というイメージから転じて、魔を喰らう、という考えが生まれ、
後代には魔除けの意味を持つようになった。
龍の細工の蓋付です。
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